ナイトブラの効果とは?バストアップ効果の真相を解説

皆さんはナイトブラを着けて寝ていますか?

私は「ナイトブラにはバストアップ効果がある。」という言葉に乗せられてナイトブラを購入しましたが、3年以上着けてもバストが大きくなることはありませんでした…

ナイトブラには育乳効果はないのでしょうか?そもそもナイトブラを着ける意味はあるのでしょうか?

そこで今回はナイトブラの効果と必要性についてまとめました。ナイトブラの正しい使い方をマスターして、大切なバストを守るための参考にしていただけると幸いです。

目次

昼用ブラジャーとナイトブラの違い

ナイトブラは就寝時に着るという認識はあるけれど、実際に昼用ブラジャーと何が違うのかを知っていますか?ブラジャーにはそれぞれに役割があり、用途によって使い分ける必要があります。

引用:ワコール公式通販

昼用ブラジャー

立つ、歩く、走るなどの動きによって、上下にバストへかかる重力を緩和します。また、ワイヤーによってバストの形を整え美しく見せる役割もあります。

ブラジャーにはバストを寄せて大きく見せるタイプ、逆に大きいバストを小さく見せるタイプ形を綺麗に見せるタイプなど様々な種類があります。

ナイトブラ

ナイトブラは、就寝時のバストの形をキープする役割があります。バストの脂肪は柔らかく、胸以外の脇や背中などに脂肪が流れやすいため、仰向けや寝返りをする時にバストが様々な方向へ引っ張られないように、バスト全体を包み込むように支えます。

ノーブラで寝ることによって起こるリスク

夜寝る時にノーブラで過ごしている人は少なくないです。実はノーブラで寝ると胸が垂れたり形が崩れるなどのリスクがあるのです。

クーパー靭帯が負傷してバストの形が崩れる

就寝時にナイトブラを着けずにノーブラで過ごすと、バストが重力で様々な方向に引っ張られることにより、バストの中にあるクーパー靭帯が伸びたり切れたりします。それによってバストが垂れたり、脂肪が脇や背中に流れてしまうなど、バストの形が崩れてしまいます。

クーパー靭帯とは

バストの中に張り巡らされていており、コラーゲンを主成分とした硬い結合組織です。乳腺や脂肪を支える役割をしているため、クーパー靭帯が損傷すると、バストを綺麗に保つことができなくなってしまいます。

参考記事:エイジングの鍵、クーパー靭帯とは?!

クーパー靭帯は切れると元に戻らない

激しい運動を繰り返したり、姿勢が悪い状態が続くことで、クーパー靭帯が損傷してしまいます。クーパー靭帯は切れてしまうと二度と元に戻りません!

しかも切れるときは痛みを感じず、バストが崩れるまで切れたことに気付きません。バストを支える力を維持するためには、クーパー靭帯を傷つけないように、ブラジャーでバストを支えることがとても大切です。

バストが小さいならナイトブラは不要?

自分は胸が小さいからナイトブラを着けても意味ないそう思っていませんか?バストが小さい人でもナイトブラは必要なんです!

バストが小さくても垂れます

垂れる胸がないからノーブラでも大丈夫。なんてことはありません!

ナイトブラを着けずにいると、クーパー靭帯が損傷し、たとえバストが小さくてもしっかり垂れてしまいます。

参考記事:胸が小さいとナイトブラは必要ない? その真相とナイトブラがもたらす効果とは

バストサイズ関係なくナイトブラを着けましょう

クーパー靭帯はバストの大きさに関係なく存在し、バストを美しい形に保ってくれています。

垂れてからでは手遅れになってしまいますので、女性であればバストサイズ関係なく、ナイトブラをつけてバストケアをしましょう。

ナイトブラはバストアップの効果はあり?なし?

バストアップ効果はなし!

残念ながら、ナイトブラは着けるだけで無条件に大きくなる効果はありません。

就寝時の動きによるバストのダメージを緩和する目的で作られていますので、バストアップすると信じて購入した私のような人には残酷な話ですよね。

ナイトブラを使用しつつ他の育乳方法も実践することにより、相乗効果でバストアップ効果が期待できます。

参照:LK.Fit  

人によってはバストアップする可能性あり

ノーブラで過ごしたり、合っていないサイズのブラジャーを着ていたことにより、脇や背中などバストの脂肪が流れている人はバストアップする可能性があります。流れていた脂肪がバストに戻ってくるため、脂肪が増えたわけではないですが、ナイトブラをつける前よりも胸が大きくなる可能性はあります。

ナイトブラの種類

ナイトブラには様々な種類があります。たくさんあって何を使えばいいか迷ってしまいそうですが、それぞれのタイプを知って、自分に合いそうな物を試してみましょう。

①スタンダードタイプ

スポーツブラのような見た目で、一般的によくあるタイプです。ノンワイヤーで伸縮性があるため、締め付け感がなくゆったり着れます。

②ノンシームタイプ

シーム(縫い目)が無いのでチクチクした刺激が少なく肌に優しいです。スタンダードタイプのようにゆったり着れます。

③フロントホックタイプ

ブラホックが後ろではなく、前についているタイプです。就寝中にブラジャーの締め付け感に違和感があれば、ブラホックの位置を変更することでホールド感を調節できます。

④クロスタイプ

ブラジャーの前方がクロス構造になっており、バストを寄せて持ち上げます。ホールド感がしっかりしているため、バストを美しく見せてくれます。

⑤タンクトップタイプ

タンクトップにナイトブラが合体したタイプです。ブラジャータイプのナイトブラだと寝ている間にずり上がってしまう人には、タンクトップタイプがおすすめです。

昼用ブラジャーを寝るときに着けてはいけない理由

私は一時期、ナイトブラを買うのはお金がかかるし、バストを支えることが出来れば昼用ブラジャーでもいいのでは?と思っていました。

しかし、昼用ブラとナイトブラではバストを支える効果が違うので、バストケアをするどころか、胸に悪影響を及ぼすことがあるのです!

仰向けや寝返りの動きに対応できない

昼用ブラジャーはバストの上下の動きに対応できるように設計されています。しかし、就寝時の仰向けや寝返り時のバストの動きは上下左右の全方向に動くので、昼用ブラジャーでは、そのすべてを支えることはできません。

それによってバストが垂れてしまったり、脂肪がバスト以外に流れてしまう可能性が高くなります。また、ナイトブラと比べて締め付け感が強いので、就寝中に寝苦しさを感じることもあります。

就寝時はナイトブラを着けましょう!

ナイトブラはバスト全体を包み込み、仰向けや寝返りの動きによるクーパー靭帯の損傷や、脂肪が流れてしまうのを防いでくれます。昼用ブラジャーは日中の活動時に、ナイトブラは就寝時に着けるなど、ブラジャーの役割に応じて使い分けましょう。

ナイトブラを日中にも着けてもいい?

昼用ブラジャーを就寝時につけるのは良くないと分かりましたが、ナイトブラを日中につけることは問題ないのでしょうか?

夜専用ナイトブラで1日中過ごすのは危険

ゆったりしたナイトブラは着心地が良く、締め付け感が少ないので、ナイトブラをしたまま昼も過ごしたくなります。しかし、ナイトブラは歩いたり走ったり激しい動きには対応していないので、クーパー靭帯を損傷するリスクがあります。

昼夜兼用ナイトブラがおすすめ

一方でナイトブラの中には、昼の活動中も着けられるものがあります。わざわざ着替える必要がないので、忙しい朝でもそのまま外出できます。

また、昼用ブラジャーを買う必要がなくなるのでお財布に優しいなどメリットが多いです。実際に私も昼夜兼用タイプを愛用していますが、朝ナイトブラを脱いで昼用ブラジャーに着替える手間がないのはかなり楽です。

学生さんで金銭的に余裕がない人や、ナイトブラを初めて買うのに何を選べばいいか迷っている人は、まずは日中でも使えるナイトブラを試してみることをおすすめします。

まとめ:毎日ナイトブラを着ける習慣を身に付けよう!

ナイトブラをつける必要性や、ノーブラで過ごすリスクなどをご紹介しました。ナイトブラを着けて寝ることに最初は違和感があるかもしれません。私も初めの頃は、ナイトブラを毎日着けることを習慣にするには時間がかかりました。

しかし、習慣にしてしまえば寝る時に何もつけない方が違和感があり、自然とナイトブラをつけることが当たり前になります。さまざまな刺激からバストを守り、美しい形を維持するためにも、自分に合ったお気に入りのナイトブラを見つけて楽しく習慣にしていきましょう。

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この記事を書いた人

智子のアバター 智子 ボディケア専門ライター

ボディケア用品会社の製品開発勤務。ボディケア系のライターとして活動。化粧品検定1級。
自身もバストの大きさと形に悩み、様々な商品を試してきた。
豊富な知識と実体験を元にキューティースタイル編集部として活動中。

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