妊娠中ふくよかだった自慢のバストが、産後または卒乳後にしぼんでしまったと肩を落とす女性は多いです。
私も産後、しなびた胸をみてガッカリでした。しかし、あきらめる必要はありません。ケア次第ではしぼんだ胸を大きく バストアップさせることも叶うんです!
そこでこの記事では、産後または卒乳後に胸がしぼむ原因や、私自身の体験をもとにしたバストアップにおすすめの6つの対策、バストアップ時の注意点などをご紹介します。
産後・卒乳後に胸がしぼむ原因って?
産後や卒乳後に胸がしぼむのは偶然ではなく、いくつか原因があります。卒乳後もふっくらしたキレイなバストをキープするために、まずは原因を知るところから始めましょう。
①女性ホルモンの分泌量低下による乳腺機能の衰え
女性が産後に胸がしぼんでしまうのは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が出産を境に低下することが原因です。女性は妊娠すると母乳を作る準備として女性ホルモンが増加し、乳腺が発達して胸が大きくなります。
しかし産後は女性ホルモンの分泌が減少するため、その変化にともなって乳腺機能も低下し、その結果妊娠中にハリのあった胸が垂れたりしぼんだりしてしまうのです。
②クーパー靭帯の伸びや切れ
9割の脂肪と1割の乳腺で形成されたバストを支えているのが、クーパー靭帯なのです。クーパー靭帯は、乳腺や脂肪を胸筋とつないで支えることで、形をキレイに保つ重要な役割を担っています。
参照:東京美容外科
つまりクーパー靭帯はバストをキレイな形に保つために欠かせない機能ですが、場合によっては切れてしまうこともあるほど伸びやすいのが特徴です。胸は妊娠中に大きく重くなりますが、その重みに耐えきれずにクーパー靭帯が伸びたり切れたりするのが産後に多くの女性の胸がしぼむ原因になっています。
③産後の育児による姿勢の乱れ
産後はおむつの交換や頻繁な授乳で無意識のうちに前かがみの姿勢になりがちですが、姿勢が乱れると血行不良や大胸筋の衰えなど胸が小さくなる原因を招く恐れがあるので注意が必要です。
姿勢が乱れて血行が悪くなると、本来胸に運ばれるべき栄養や女性ホルモンを十分に届けることができなくなって胸がサイズダウンする原因になります。また大胸筋には胸を高い位置に保つ役割がありますが、前かがみや猫背の姿勢は大胸筋をほぼ使っていない状態なので、大胸筋が衰えて胸が垂れてしまうことに。
姿勢の悪さは胸のサイズやハリに悪い影響を与えかねないので、以下でご紹介する対策を参考にして正しい姿勢を心がけましょう。
産後・卒乳後のしぼんだ胸をバストアップさせる6つの対策
産後や卒乳後のしぼんだ胸をバストアップさせる方法を、マッサージ、生活改善などを中心に厳選6つをご紹介します。どれも私が実践して効果を実感できたものばかりですので、ぜひ今日から始めてみてくださいね!
①産後のしぼんだ胸は背筋と大胸筋を鍛えて引き締める
まず、胸と関係の深い大胸筋を筋トレで鍛えましょう。垂れやしぼみの改善が期待できますよ。
- 床の上で四つん這いになる
- 膝を床につけた状態で腕立て伏せをする(15回×3セット)
大胸筋は日常生活では使うことが少ないので、意識的にトレーニングをすることがバストアップするうえで大切です。効果が出るまでにはある程度時間がかかるので、長く続けるのが成功の秘訣と心得て頑張りましょう!
また大胸筋は出産前から鍛えることで、産後にバストサイズをキープできるようになるんです。上記の床に膝をつく方法であれば、妊娠中でも安全に大胸筋を鍛えることができますよ。
実際、小柄な私でも特に問題なくトレーニングできたので、気分転換もかねて試してみてくださいね。美乳のために、ぜひ無理のない範囲で出産前からエクササイズしましょう。
②バストマッサージでリンパの流れを改善させる
血行が悪くなると、バストによくないことはお伝えした通りです。リンパの流れを改善して胸に女性ホルモンや栄養をしっかり送り届けてあげましょう。
- 胸を大きく開く
- 左右の鎖骨下から中心に向かってリンパを流すようにマッサージ(10回)
また肌は乾燥することによってハリやツヤが損なわれてしまうので、マッサージの際にはバスト用の美容液などを使うことをすすめします。私が使ったなかでおすすめなのが、胸に潤い・ハリ・ツヤ・を与える3種類の美容成分が含まれている「ラ・シュシュナノプラス」。心なしか、胸に弾力が戻った気がして気分も弾みますよ。
③女性ホルモンをコントロールする
女性ホルモンは産後はもちろんですが、基本的に年齢とともに減少するものです。そのため、女性ホルモンをコントロールする、女性ホルモンと同様の働きをする成分を日ごろから摂取するようにしましょう。
バランスの良い食事
女性ホルモンを増やす特効薬のような食事や食材は残念ながらありません。そのため女性ホルモンをコントロールするには、肉や魚、野菜、炭水化物、大豆のタンパク質などをバランスよく献立に取り入れるように意識しましょう。腸内環境を整える、和食中心の献立にするなど食生活を見直してみるのもおすすめです。
良質な睡眠
睡眠不足は自律神経のバランスの乱れを招き、女性ホルモンに悪影響を及ぼす恐れがあります。睡眠時間は最低7時間を確保する、寝る2時間前は食べない、寝る直前はスマホやパソコンを見ないなどして上質な睡眠を心がけましょう。
子育て中はなかなかぐっすり眠れなくて大変ですが、土日はパパに寝かしつけを代わってもらうなど体を休める日を上手くつくってくださいね。
適度な運動
女性ホルモンは増やすことはできません。しかし適度に体を動かして血行と代謝をよくすることでよい影響を与えることは可能です。特に産後は同じような姿勢になりがちなので、ヨガやストレッチなど子育ての合間にできる簡単なエクササイズを取り入れて血の巡りをよくしましょう。
④ブラジャーで補正してクーパー靭帯が垂れ下がるのを防ぐ
妊娠中は胸が大きくサイズアップするので、変化に柔軟に対応できるマタニティブラを着用します。大きくなった胸の重みをしっかりホールドすることによって、クーパー靭帯を伸びや切れから守ることが期待できるからです。
また、ワイヤータイプとノンワイヤータイプの2通りがありますが、安定感やシルエットの美しさを重視するならワイヤータイプ、リラックス感を重視したいならノンワイヤータイプを選ぶとよいでしょう。ちなみに私は、ノンワイヤータイプを使っていました。お家にいることも多いですし、心身ともにリラックスできたこともバストアップによかったと思っています。
⑤産後専用のバストアップサプリを服用する
バストアップサプリは、女性ホルモンに似た成分が配合されていることや手軽さがメリットです。ただしホルモンバランスへの影響を防ぐために、完全に母乳が止まってから服用しましょう。また、妊娠中や出産直後のホルモンバランスが不安定な時期に使用するのもNGです。
⑥産後専用のリフォームインナーを着用して姿勢を正す
産後は女性ホルモンや体型変化が著しい時期です。子宮は重くなり骨盤は出産に備えて緩むため、妊娠中は姿勢のバランスが乱れる傾向があります。
姿勢が悪いと胸がしぼむ原因となるので、美しいバストを維持するために産後は専用のリフォームインナーを着用して姿勢を正しい位置に戻してあげてくださいね。
産後・卒乳後のしぼんだ胸をバストアップさせるときの注意点
しぼんだ胸を早くバストアップさせたいのは山々ですが、無理は禁物です。ついやってしまいがちな、育乳に関する間違いや注意点をまとめました。
①ワイヤー入り補正ブラジャーをナイトブラとして使用しない
胸の形が崩れるのが嫌だからといって、 就寝時にワイヤー入りのブラジャーをつけて寝るのは正しくありません。なぜならワイヤー入りのブラジャーは昼間の下に引っ張られる重力に対して胸を支えるためのものなので、横向きで寝ているときの左右に引っ張られる胸を安定させることができないからです。
むしろ寝心地が悪くなって睡眠の妨げになってしまわないように、夜には就寝時専用のナイトブラを着用してくださいね。
②バストアップマッサージは力を入れすぎない
しぼんだ胸をバストアップさせるにはマッサージは有効ですが、力を入れすぎないように注意が必要です。強い力で圧をかけると、かえってクーパー靭帯を傷めてしまうことになりかねません。クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻せないので、痛くない程度の程よい力加減でマッサージしましょう。
まとめ
女性にとってかけがえのない大切なバスト。出産もつかの間、しぼんでしまっては悲しい気持ちになりますよね。でも、正しくケアをすればハリを取り戻すことも叶います。
今回ご紹介した6つの対策を実践して、出産後も長く続く女性としての人生をエンジョイしましょう。