胸の大きさや形が左右で違う原因は? 左右差の揃え方と予防方法を詳しく解説!

上向きの綺麗な胸だった10代…バストケアなんてせず、時には激しく運動をし、自分に合っていないブラジャーをしていました。

時は過ぎ、30歳。ふとお風呂で鏡を見ると、垂れた胸や左右で大きさや形が違う胸が。皆さんはこんな経験ありませんか?私自信は、自分の体にショックを受けたところから、胸の左右差や形が気になるようになりました。

胸の左右差が気になる女性は2人に1人いるそうです。きっとこの記事を読んでくれている貴女も、胸のことで少なからず悩んでいるのではありませんか?ここでは、私自身が実践している、胸の左右の揃え方や予防方法を紹介していきます!

目次

そもそも胸の構造は?

乳房は、乳汁を分泌する乳腺組織と、その周りを埋める脂肪組織などからなり、「大胸筋」という胸の筋肉で支えられています。

参照:武田薬品工業株式会社

人の体は骨で筋肉や脂肪を支えていますが、重さがある胸を支えているのは筋肉と靭帯のみ。出っ張っている胸やお尻は重力の影響を受けやすく、身体の中でも形が変化しやすい部位です。

生活習慣や姿勢の見直しを!

①猫背

猫背の習慣はありませんか?

スマホやパソコンをいじりながら、猫背になっていたり、足を組んだりしていませんか?実際にご自分でやっていただくとわかるのですが、猫背になるとバストが下がり、より重力の影響を受けやすくなるのです。

参考記事:バストの左右で大きさや形が違う原因

②筋肉の左右差

また、足を組んだり横座りをすると、どちらかの骨盤が浮きますよね。骨盤には背骨がついています。骨盤の歪みは上半身のねじれや歪みに繋がり、筋肉のバランスの不均衡に繋がります。胸の支えているのは筋肉です。筋肉の左右差は、胸の大きさや形が左右違う原因になってしまいます。

猫背で足を組んでスマホやパソコンをいじる…想像すると怖くなりませんか? 

実際に私も、デスクワークが多かった時に、左肘をデスクについて作業していたことが多かったのですが、気づけば常に猫背で左肩が下がり、胸は左が垂れていました。もともと左胸のほうが大きかったので、より垂れやすかったのだと思います。 

そこで、私は、できるだけデスクワーク中の姿勢を正すように心がけました。デスクや椅子の高さも合ってなかったので、作業しやすく綺麗な姿勢が保てるように高さも調整し、きれいな姿勢を意識していました。 

そうすると、猫背が改善され、バランスの悪かった胸の形も綺麗になってきました。おまけに、おなか周りも前よりすっきりしました。周りからも「姿勢がいいね」「スタイルがいいね」と褒められることが増え、姿勢の大事さを実感しました。 

胸の左右差をなくし、予防していくには、姿勢を正し、左右対称な姿勢で過ごす習慣をつけることが重要です!今すぐにでもバストの左右差をなくし、美しく見せてくれる方法だと思います。最初は綺麗な姿勢を保つことは辛いかもしれませんが、続けることで効果が得られますよ! 

正しい姿勢の作り方

正しい姿勢は皆さんご存じですか?

理想的な姿勢は真横から見たときに「耳たぶ(耳垂)~肩(肩峰)~股関節(大転子)~膝関節の前部~くるぶしの後方」が一直線になっていることが望ましいです。また後ろから見たときに「後頭部(後頭隆起)~背骨の真ん中(椎骨棘突起)~お尻の割れ目~両足のくるぶしの中心」が一直線になっていることが望ましいです。このポイントがずれてしまった状態が悪い姿勢です。

参照:上田整形外科内科

     注意してほしいのは、胸や腰を反らさないこと。他の部位を痛める原因になります。ぜひ鏡で姿勢を確認してみてくださいね。 

    参考記事:正しい姿勢の作り方

    正しい姿勢を作るために、肩回りのトレーニングをしよう

    猫背は胸の左右差の原因になります。猫背が習慣となっている方は、肩甲骨が外に開いています。肩回りのトレーニングをして、肩甲骨をもとの位置に戻し、綺麗な姿勢と胸を取り戻しましょう。 

    • あごを引き、背中を壁につけて立ち、両腕をまっすぐ上に伸ばす。壁に沿わしながら、肘を90度までおろす。これを56回繰り返す。
    • 四つん這いの姿勢になり、背骨を一つずつ丁寧に伸ばしていく。次に息を吐きながら、背骨を一つずつ反らしていく。これを56回繰り返す。
    • 肘立て伏せの状態で10秒キープ。そのときに、おなかにしっかりと力を入れ、背中とお尻が一直性になるようにしましょう。

      参考記事:見た目印象”-5歳”!【1回1分】猫背改善ストレッチ

      自分にあったブラジャーを正しくつけましょう

      私は、大学を卒業するまで下着に興味がなく、なんとなくB70の下着を選んでいました。当時、自分の胸が小さいと思っており、「つけてればいいか」くらいの感覚でした。 

      大学を卒業し、初めての彼氏ができたとき、素敵な下着が欲しくなり、初めて下着を試着しサイズを測ってもらいました。すると、なんとD65D65の下着をつけて、しっかりカップに胸を収めると、なんとないはずの胸ができたのです!

      右胸だけカップがパカパカしている状態でしたが、パットを入れて調整することで、見た目には左右差がない状態を作ることができました。 

      大きい方のバストに合わせてブラジャーを選ぶことをおすすめします。小さい方のバストに合わせると、大きい方が押さえられたり、胸の段差や左右の違いがそのままアウターのシルエットに出てしまう場合があるため、おすすめできません。小さい方のバストにはパッドを入れて整えてください。

      参照:ワコール

      パットを入れて調整することに抵抗がある方もいるかもしれませんが、隙間があると胸が揺れて、靭帯が傷つき、胸の形が左右違う原因になります。ブラジャーを選ぶときは、試着をして自分に合ったものを選びましょう。正しいブラジャーをつけることが、胸を守りつつ、綺麗なボディラインを手に入れることに繋がります。 

      ブラジャーのつけ方も重要です!以下に正しい付け方を紹介しているサイトがありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

      参考記事:ブラの正しい着用方法をマスターしよう

      シーンにあったブラジャー選びをしましょう

      胸が膨らみ、丸みを帯びてきた高校生から大学生にかけて、私は激しくスポーツに打ち込んでいました。その時は、スポーツブラは中学生がつけるものという認識があり、スポーツ時も普通のブラジャーを使用していました。 

      社会人になり、スポーツをやめ筋肉が落ちてきた頃、友人と温泉旅行に出かけたときでした。私の胸は極端に左右でサイズが違い、垂れていたのです。

      乳房全体は、大胸筋によって支えられています。しかし、重さのある脂肪のかたまりですから、たとえば立った状態では、重力によって、下へと引っ張られるわけですよね。それを、テント状に引っぱり上げてくれているのが、「クーパー靭帯」なんです。

      参照:ワコール

      クーパー靭帯が、激しい運動により胸が大きく揺れることで傷つき、垂れてしまったのです。さらに、利き手側の胸は筋肉が発達するため、脂肪が付きにくいと言われています。私も利き手の右手をよく使い運動をしていたので、右の胸ばかり小さくなってしまい、大きい左胸は垂れてしまったのだと思います。 

      クーパー靭帯は一度傷つくと治らないそうです。バストを守るためにも、運動時にはスポーツブラの使用をおすすめします! 

      また、それ以外にもシーンにあったブラジャー選びが大切です。運動だけでなく、生理や妊娠などのホルモンバランスの影響などから、胸のサイズや形が変化し左右違う状態になることがありますよね。胸が膨らんでいるときにきついブラジャーをつけると、血流を阻害してしまい、胸の形やサイズが左右違う原因になってしまいます。 

      私は、生理時の膨らんだ胸用のブラジャー、普段使用する補正力が高いブラジャー、テンションが上がる可愛さ優先のブラジャーの3種類を使い分けています。自分と、自分の胸をいたわりつつ、シーンにあったブラジャー選びをおすすめします。 

      胸を大きくするマッサージにはご注意を!?

      実は私、医療の仕事をしていました。その際に人の身体の勉強もしたのですが、脂肪は筋肉や皮膚にぴったりとくっついており動く印象はありませんでした。マッサージなどがネット上でたくさん紹介されていますが、それには疑いの目をもっています。 

      ただ、調べていくうちに胸の発育と女性ホルモンには関係性があることがわかりました。バストのマッサージで女性ホルモンが放出されやすくなり、胸が大きくなることがあるのかもしれません! 

      やりすぎには気を付けつつ、気持ちがよい範囲で行うのが良さそうですね。マッサージの信ぴょう性について医師が話している動作がありますので、興味がある方はチェックしてください。

      合わせて読みたい:【検証】バストアップクリームの効果と使い方!おすすめのマッサージも紹介!

      まとめ:日々の生活習慣を変えて素敵な胸を手に入れましょう

      歳を重ねるほど、皮膚などの弾力や筋力の低下により、胸の左右の違いは現れやすくなります。また、中には妊娠・出産を経験し、大きなバストの変化を体験した方もいると思います。私もその一人です。 

      本日私がお伝えしたことは、今すぐ取り入れられるものばかりです。少し姿勢を見直して、一緒に素敵な胸を手に入れましょう!

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      この記事を書いた人

      智子のアバター 智子 ボディケア専門ライター

      ボディケア用品会社の製品開発勤務。ボディケア系のライターとして活動。化粧品検定1級。
      自身もバストの大きさと形に悩み、様々な商品を試してきた。
      豊富な知識と実体験を元にキューティースタイル編集部として活動中。

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