【ノーブラで寝るメリット・デメリット】“胸が大きくなる”は根拠なし!

「ノーブラで寝ると胸が大きくなる」そんな噂を信じてノーブラで寝ている女性もいますが、逆にバストに負担をかけてしまっています。 バストを綺麗な形で保ちたいなら、寝る時にはブラをつけるべきです。 

しかし、ノーブラにもメリットが実はあるんです。そこで、今回は自身の体験談も交えながらそれぞれのメリットとデメリットを解説していきます!

目次

ノーブラで寝るメリット

  • リラックスして眠れる
  • 肩こり予防・解消になる
  • ブラによる蒸れ・かゆみがない

    ノーブラで寝るとこのようなメリットがあります。ひとつずつ解説していきますね。 

    ●リラックスして眠れる

    ノーブラで寝るとリラックスして眠ることができます。締め付けられないので呼吸もです。寝るときにブラを着けると寝苦しいという場合は、ノーブラになることで開放感に包まれるでしょう。 

    ●肩こりの予防・解消になる

    ノーブラの大きなメリットが、肩こりの予防・解消になること。ブラジャーは、締め付け・ストラップの食い込みで血行不良になりやすいです。肩こりだけでなく、むくみ冷え性の原因になることも。 

    血行不良は女性にとって大敵。むくみやすい人はノーブラデーを作ってみてもいいかもしれません。 

    ●ブラによる蒸れ・かゆみがない

    ブラを着けている部分が蒸れたりかゆくなったり…。ノーブラだとこの不快感がないので快適です。肌に密着する部分が少ないので、そのぶん肌トラブルも防げますね。

    ノーブラで寝るデメリット

    • 胸が垂れやすくなる
    • 胸のお肉が流れてしまう
    • 乳首が痛くなることがある

          ノーブラで寝ると開放感があってですが、バストの形やサイズ面でのデメリットがあります。 

          ●胸が垂れやすくなる

          ノーブラで寝ると胸が垂れやすくなる可能性があります。これは、クーパー靭帯が傷ついたり伸びたりするため。バストはクーパー靭帯で支えられているのですが、寝ている時はクーパー靭帯が傷つきやすいので注意が必要です。睡眠中は無意識に何度も寝返りをうっています。つまり、バストもあちらこちらに動いているということ。

          ノーブラで寝るとクーパー靭帯に負担がかかるので気をつけてください。 

          ●胸のお肉が流れてしまう

          ノーブラで寝ると胸のお肉が脇や背中に流れてしまいます。胸のお肉が流れると何がいけないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません!

          お肉が流れると、本来あるはずのバストが脇や背中に流れて小さくなってしまう恐れがあるので、気をつけましょう。

          ●乳首が痛くなることがある

          バストが大きい人に多いですが、ノーブラで寝ていると乳首が痛くなることがあります。原因はパジャマなどの生地と乳首が擦れるから。 対策としては、肌当たりのやさしいパジャマを着ることですね。 

          【結論】寝る時はナイトブラを着用するべき

          ノーブラのメリットとデメリットを紹介しましたが、結局寝る時はどうするのが正解なのか?結論から言うと、ナイトブラを着用して寝るのがバストには最適です。バストの形・サイズを美しく保つなら、寝る時もバストを保護してあげる必要があります。 

          ●ナイトブラの役割

          ナイトブラの役割は、バストを正しい位置にキープする事とバストの保護です。胸のお肉が流れる時にクーパー靭帯に負担がかかります。バストを支えてくれるナイトブラは、クーパー靭帯の保護という面で効果的です。 

          参考記事:バストのハリに関連するクーパー靭帯とは? 

          ●ノーブラのメリットも兼ね備えている

          ナイトブラは寝る時用に作られているので、快適さもちゃんと考えられています。やさしいホールド感で締め付けが少ないので血行不良になりにくいですし、蒸れやかゆみも起こりにくいです。 

          ノーブラのメリットは崩さずにバストのサポートはしっかりとする。それがナイトブラの良さですね。

          合わせて読みたい:ナイトブラとは?バストアップ効果の真相を解説

          ●私がナイトブラを着用して良かったこと

          • 年齢のわりに胸が垂れていない
          • 寝返りをうっても胸が楽
          • バストの形が綺麗になった

            私がナイトブラを着用し始めた理由は、年齢と共にバストの元気が無くなっていく気がしたから。少しでもケアできるなら…とナイトブラを着用し始めて、今では手放せなくなりました。

            特に胸のサポート力に関しては優秀。生理前は寝返りをうつと胸が痛くなることがあったのですが、ナイトブラを着けるとそれがマシになります。バストをきちんと支えているのでお肉も横に流れにくくなり、彼氏に「胸大きくなった?」と聞かれたことも。

            カップは変わっていないのですが、彼氏いわく胸の形が綺麗になったから大きく見えたようです。ナイトブラはすぐにすぐ効果を感じられる物ではないですが、バストの形を綺麗に保つには良いアイテムですよ。できるだけ毎日着けたほうがいいので、私は3枚をローテーションしています。

            これだと「着けたいのにまだ乾いていない…」というミスが起こらないのでおすすめです。

            普通のブラで寝るのはダメなの?

            「ナイトブラを持っていないから日中用のブラジャーを着けて寝る」という人もいるかもしれません。ですが、日中用のブラジャーで寝るのはノーブラで寝るよりも良くないです。 

            日中用のブラジャーは寝た状態での着用を想定されていません。ワイヤーが食い込んで逆にバストの形が崩れるリスクがあるからです。私は酔って帰った時に何度かブラジャーを着けたまま寝てしまったことがありますが、翌朝のブラの跡と不快感は相当なものでした。

            肩もこるし疲労感も抜けないので、寝る時に日中用ブラジャーの着用はやめましょう。 

            ●スポーツブラも寝る時には適していない

            では、ナイトブラと形が寝ているスポーツブラは?これも日中用ブラジャーと同様おすすめできません。 スポーツブラとナイトブラは一見形は似ていますが、役割が違います。 

            スポーツブラはその名のとおりスポーツをする時に着用するもの。体を動かす時にバストをサポートする効果はありますが、睡眠時の使用には向いていません。 

            スポーツブラは激しい運動にも対応できるように、ホールド力が強いものが多いです。寝る時にスポーツブラを着用すると肩もこるし、締め付けで息苦しくなってしまいます。 

            これでは安眠どころではありませんね。やめておきましょう。 

            ノーブラだと胸が大きくなる?→根拠はありません

            「ノーブラで生活すると胸が大きくなる」と聞いたことがある人もいますよね。しかし、この説に根拠はありません!!

            というのも、この説の元になった研究自体に曖昧な点が多いのです。 

            研究では、ブラジャーを着けないことで乳房周りの筋肉が発達すると言われていました。しかし、この研究は少人数の実験かつ30歳未満の若い女性を対象に行われており、乳房の重量の違いの変化も正確に記録されていません

             さらには同じ論文を元にしているはずが、サイトにより微妙に研究内容が違って伝わっているなど不透明な部分が多いです。なので、科学的根拠がないとされています。

            参考記事:「ノーブラ」の方がバストアップするって、ホント?  

            ●実際にノーブラ生活をしてみた

            私はノーブラ生活を何ヶ月か試したことがありますが、バストアップ効果はなかったです。バージスラインが曖昧になったり胸のボリュームが減ったりと、むしろ逆効果でしたね。 

            しかも、ノーブラだと姿勢が悪くなってしまうのでクーパー靭帯に負担がかかります。ノーブラ生活は逆に胸を小さくする恐れがあると感じました。 

            ナイトブラならバストアップするの?

            ナイトブラにバストアップ効果を期待する人もいますが、そのような効果はありません。ナイトブラの役割はバストを正しい位置にキープして、胸のお肉が流れるのを防ぐことです。 

            ただ、胸の形が整う事でバストサイズが上がったように見えるというのはあります。 私はナイトブラを着用し始めて数年になりますが、以前よりバストラインが綺麗になり年齢のわりにバストが垂れていないと言われます。(現在30歳) 

            ナイトブラに乳がんのリスクがある?

            ナイトブラには乳がんのリスクがあるのでは?と考える人もいますが、ブラジャーと乳がんの因果関係は認められていません。ブラジャーの着用で乳がんのリスクが高まるというのは都市伝説です。 

            「ブラジャーで長時間体を締め付けていると体に毒素が溜まり、乳がんの原因となる」

            「1日にブラジャーを着用する時間は12時間以下にするべき」

            このような話を聞いたことがあるかもしれません。 

            しかし、

            • ブラカップのサイズ
            • 1日の着用時間
            • ワイヤーブラかノンワイヤーか
            • ブラジャーを着用し始めた年齢

              など、どの側面から見ても乳がんのリスクとは関連していませんでした。なので、安心してナイトブラ・ブラジャーを着用して大丈夫です。

              米国の女性の間でブラが広く使用されており、一般のメディアではブラの着用が乳がんのリスクを高める可能性があるという懸念があるにもかかわらず、この問題に取り組む信頼できる科学的研究はほとんどありません(Despite the widespread use of bras among U.S. women and concerns in the lay media that bra wearing may increase breast cancer risk, there is a scarcity of credible scientific studies addressing this issue. )

              参照:National Library of Medicine(翻訳)

              ノーブラのちょっとした疑問Q&A

               

              ●貧乳でもノーブラで寝るのはダメ?

              貧乳で流れるお肉がないからノーブラで寝ても問題ない」というのは間違いです。胸が小さい人にはクーパー靭帯が無い、なんてことはありえません。バストサイズ関係なく垂れます。ちゃんとナイトブラを着けてクーパー靭帯の負担を軽減してあげましょう。 

              合わせて読みたい:貧乳さんこそナイトブラを!私のおすすめ&選び方を紹介します

              ●彼氏とのお泊まりでもナイトブラは着けるべき?

              彼氏とのお泊まりでのブラ問題。ナイトブラを着けて寝る人は少ないようですが、バストの事を考えるなら着けるべきです。ですがナイトブラはセクシーさに欠けるので、男性的にはノーブラのほうが嬉しいのが現実…。

              ムードを考えるのなら、初めてのお泊まりだけはノーブラにしておいたほうが無難です。 

              ●ノーブラで本当に肩こりは解消される?

              自身の経験からも言えますが、ノーブラ生活をすると肩こりはマシになります。ワイヤーブラを着けている時と比べて、肩の重さ・だるさがあまり気になりませんでした。

              やはりブラジャーは少なからず肩こりの原因になっていると言えますね。

              ●海外女性はノーブラ率が高いけど寝る時も?

              海外では寝る時のパジャマ=下着という感覚の人が多いので、寝る時もノーブラな人が多いです。ノーパンで寝る人もいるくらいなので、ナイトブラの習慣はありません。寝る時はパジャマすら着ずに全裸という人もいます。 

              参考記事:イギリス人の3人に1人は「何も着ないで寝る」――世界17カ国の睡眠事情

              ●海外の女性はなぜノーブラが多い?

              海外の女性は日本に比べてノーブラ率が高いですよね。これは、海外の女性は日本人ほどノーブラに抵抗がないからです。ノーブラもファッションの一部としている海外セレブもいますし、ノーブラより下着のラインが見える方が恥ずかしいという考えもあります。

              文化や考え方の違いで、海外の方がノーブラ率が高いと言えます。 

              ●海外女性は胸が垂れている人が少ない?

              海外女性はノーブラ率が高いのに、胸が垂れている人が少ない印象ですよね。それは、日本人とはバストの質が違うからです。 

              バストは脂肪質と乳腺質の2つに分けられ、乳腺質のバストのほうが垂れにくいという特徴があります。 

              脂肪質→柔らかい、仰向けになると脂肪が流れやすい、年齢と共に垂れやすい。
              乳腺質→硬め、ハリがあり垂れにくい

              このような違いがあり、海外女性は乳腺質の人の方が多いです。バストの質には違いがあり、脂肪が流れやすい日本人女性はブラジャーでバストを支える必要があります。 

              参考記事:日本と海外の「バストの大きさ」や「バストケアへの関心度」の違い

              まとめ:寝るときはナイトブラでバストを守ろう

              バストを綺麗な形で保つには、寝ている時のケアも大切。睡眠中にノーブラだとクーパー靭帯に負担がかかってしまいます。

              綺麗なバストをキープするためにも、ナイトブラで胸のお肉が流れるのを防いであげましょう。

               

               

               

               

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              この記事を書いた人

              智子のアバター 智子 ボディケア専門ライター

              ボディケア用品会社の製品開発勤務。ボディケア系のライターとして活動。化粧品検定1級。
              自身もバストの大きさと形に悩み、様々な商品を試してきた。
              豊富な知識と実体験を元にキューティースタイル編集部として活動中。

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