最近、バストが垂れてきた気がする
バストにハリがなくなってきたけど、
今からじゃあもう何をしても手遅れかもしれない
バストに自信が持てなくて、ピッタリした服や胸の開いた服がもう着れない
年齢と共にこんなバストの悩みを抱える女性は多く、特に30代は20代と比べて、バストの変化を感じやすい年代ですよね。
25歳~34歳女性を対象にした調査で、バストのシルエットやラインに変化があったと感じる女性は7割を超えています。しかし、バストの変化に対策ができていない女性の割合は調査では6割もいます。
参照:BIGLOBE Beauty
バストケアの必要性を感じていても、実際に何をしたら良いのかわからない方も多いでしょう。私も20代までは肌のケアはしていても、バストケアについて考えたことはありませんでした。
そこで今回は、30代のバストケアは何をすればいいのか、何が大切かをお伝えします。バストケア方法がわからずお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
30代で感じるバスト変化
30代で感じる主なバスト変化には、下記のものがあります。
バストが垂れる原因
バストが垂れる原因には下記のものがあります。
- 加齢によるホルモンバランスの変化
- 運動などの刺激による振動
- 授乳
30代になるとホルモンバランスの変化により、バストは乳腺より脂肪の割合が多くなります。脂肪は柔らかく動きやすので、重力や運動、授乳などの刺激により次第に下がっていきます。
これにより、乳腺や皮膚を筋肉につなぎとめているクーパー靭帯が伸びたり、切れてしまいます。クーパー靭帯はバストを支える役割をしています。そのため、伸びたり切れたりするとバストの支えがなくなり、バストが垂れてしまうのです。
バストが横に流れる原因
バストが横に流れる原因は、大きく分けて2つです。1つは加齢によるホルモンバランスの影響で、胸の脂肪が柔らかくなること。胸の脂肪が柔らかくなると、脇や背中などにバストが流れやすくなってしまいます。2つ目は、ブラジャーの間違った選び方や付け方などをしていることです。
サイズの合わないブラジャーを着けていると、バストをしっかり支えられなかったり圧迫したりしてしまいます。これが原因でクーパー靭帯が傷つき、バストの脂肪が脇や背中に流れやすくなります。
ほかにもバストを大きく見せようと肩ひもを短くしたり、パッドを入れてバストを必要以上に圧迫したりするのもよくありません。クーパー靭帯を傷つけ、バストの形が崩れます。
ブラジャーが大きすぎる場合は、バストが固定されず、上下左右に揺れやすくなります。それによってクーパー靭帯に負担がかかり、損傷しやすくなってしまいます。小さいブラジャーを使用している場合、無理にバストを詰め込んでいると、脂肪がワキや背中に流れて行ってします恐れがあります。
参照:東京美容外科
また、睡眠中にブラジャーを着けることも大切です。ブラジャーをつけていないと、寝返りによる揺れや重力でバストが左右に流れやすくなります。
大切なのは「ナイトブラ」
バストはブラジャーでサポートされていないと、クーパー靭帯が伸びたり切れたりして、バストの垂れや形の崩れを引き起こします。日中のみならず就寝時もブラジャーの着用が望ましいですが、実際に着用している人は少なめです。
私もナイトブラを知るまでは、家にいる時と就寝時はノーブラでした。ちなみに、日中にブラジャーをしていて、就寝時にもしている人の割合は約40%しかいません。
就寝時は寝返りによる体の揺れや重力により、バストに大きな負担がかかっています。人によっては何度も寝返りを打つことでバストが揺れ、クーパー靭帯が伸びたり切れたりします。
就寝時にもバストをブラジャーで支えることが必要ですが、日中に使うブラジャーではワイヤーが使われていて息苦しいです。
そこで、寝るときは「ナイトブラ」を着けることをおすすめします。
ブラジャーを着けている時間を長くするというシンプルな方法でクーパー靱帯のケアができます。特に、就寝時にナイトブラを着けるようにするとより万全なケアとなります。
参照:東京美容外科
ナイトブラの効果って?
ナイトブラは、さまざまな方向に流れる胸を全体から包み込んで支え、クーパー靭帯にかかる負担を少なくしてくれます。寝ている間に流れたり垂れたりするバストを正しい位置に戻してくれるため、綺麗な上向きのバストの形を保つことができます。
ワイヤーは入っていないので、就寝時に着けていても寝苦しくなく、ゆったりリラックスしながら眠れるでしょう。肩ひもが太く、締め付けなくてもフィットするので、睡眠の質を保ちながらもバストをしっかり支えてくれます。
ナイトブラの中には、バストアップや育乳効果を宣伝しているものもあります。しかしもともとナイトブラは、バストの形を整えるためにあるものです。横に流れていた脂肪がバストに集まりサイズが少しアップすることはありますが、劇的なバストアップ効果は期待しにくいでしょう。
私も最初はナイトブラに育乳効果を期待しましたが、半年着けていても劇的なサイズアップはしませんでした。あくまで、バストの形を整えるものです。
ナイトブラを選ぶ基準とは?
ナイトブラにはたくさんの商品があります。一体どんなナイトブラを選べばいいか、迷いますよね。そこで、ナイトブラを選ぶ基準をまとめました。
ナイトブラを購入するときは、下記のポイントをチェックしてください。
自分のバストサイズに合ったものを選ぶ
ナイトブラのサイズはメーカーにもよりますが、SS~LLです。日中着けているブラジャーのように細かいサイズ展開ではありません。
サイズが大きすぎると全く支えになりませんし、小さいと締め付けが強く血流が悪くなって呼吸がしづらくなります。自分のバストサイズにぴったり合うものを選ぶことが大切です。
また、バストサイズはとても変化しやすいです。長年バストサイズをお店で測ってもらっていない方や、ダイエットの頻度が多い方はバストサイズが以前と変わっている可能性が高いです。そんな方はお店に行ってサイズを測ってもらい、試着して選ぶと安心です。
私はブラジャーのサイズが合っているか、お店で見てもらうのに非常に抵抗がありました。でも、どうしても自分では正しいサイズは分からないので観念してお店に行くと、自分の想像していたサイズより1サイズ上だったことがあります。「このくらいのサイズかな?」という素人判断は危ないので、恥ずかしがらずお店で見てもらいましょう。
通販でナイトブラを買う場合は、サイズ表をしっかり確認しましょう。メーカーによってサイズが少しずつ違うため、確認を怠ると自分に合わないサイズのものを購入してしまう可能性があります。
ショップの中には専門スタッフが電話でサイズを案内してくれるところもあります。表の見方がわからない場合などは電話して確認すると良いでしょう。
素材は通気性と伸縮性に優れたものを選ぶ
ナイトブラはバストと背中全体を覆うデザインです。通気性の良いものを選ばないと、夏は暑くて快適に寝られません。
私は最初、素材をきちんと考えずにナイトブラを購入したため、夏に暑すぎて一時期ナイトブラ着用を断念したことがあります。メッシュ生地や透け感のある素材を使った夏用のナイトブラもあるので、素材はチェックしましょう。寝ている間は寝返りを打つため、意外に運動量が多いです。
大人は一晩に20〜40回寝返りをすると言われており、それ以下でもそれ以上でも、カラダにとってはあまり良くないのだとか。
参照:nishikawa
着け心地を重視して伸縮性の優れたものを選ぶと、眠りを妨げられずに済むでしょう。敏感肌でかぶれが気になる場合は、天然素材のナイトブラを選んだり、最初は着用時間を短くしたりしながら様子を見ることをおすすめします。
着圧があるものを選ぶ
着圧が弱いと寝ている時にバストが支えられずに流れてしまいます。これではナイトブラを着けている意味がありません。
着圧があると締め付け感があり寝苦しいと思うかもしれませんが、そう感じないように工夫されているナイトブラもあります。お店に行くなら店員と試着や相談をしたり、ネットショップで買うなら口コミをチェックしたりしながら選びましょう。
「バストが小さいからナイトブラは要らない」はNG
バストは大小関係なく、垂れます。大きいバストの方が重力を受けやすいため垂れるリスクは高いですが、小さくてもバストの構造は同じです。クーパー靭帯が伸びたり切れたりするとバストが小さくても垂れてしまいます。
「私はおっぱいが小さいから、垂れたり形が崩れたりする心配はない」と思っている方は多いのではないでしょうか。でも実はおっぱいが小さくても、バストの下垂や形崩れは起きてしまうことなのです。完全にバストが垂れてしまう前に、下垂や型崩れの原因をきちんと理解して予防していくことが大切ですよ。
参照:池田ゆう子クリニック
大きさに関わらず、クーパー靭帯を守るためにナイトブラを着用しましょう。
妊娠中・授乳中のナイトブラ使用の注意点
ナイトブラの中には、妊娠中や授乳中は使用を控えたほうが良いものもあります。
妊娠中はバストのサイズが大きくなり、バストの形もこの時期特有の形に変化します。そのため、妊娠前に購入していた、あるいは伸縮性の悪いナイトブラでは変化に対応できず、バストを強く締め付けてしまいます。締め付けで血流が悪くなり、産後の母乳の出が悪くなることもあります。
バストが締め付けられて血行が悪くなり、必要な栄養がバストに届きにくくなる、締め付けすぎることでもクーパー靭帯に負担を与える、などのリスクがあります。
妊娠中でも着用できるナイトブラもあるので、サイズの合うものを着けましょう。
ナイトブラに抵抗がある人は合掌ポーズ
ナイトブラをすると肩こりがひどい、以前肌荒れしてしまった、などの経験から、ナイトブラに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。そんな方はまず、手軽な「合掌ポーズ」を試していてはいかがでしょうか。
下記の動作を5回、1日に3セット行います。私が知っている中でも最もシンプルで続けやすいポーズです。
1.背筋を伸ばして胸の前で両手を合わせる
2.息を吐きながら10~15秒間、左右の手のひらでお互い押し合う
このポーズはバストの土台になっている大胸筋を鍛えます。大胸筋を鍛えることでクーパー靭帯の負担を軽減させることができます。
まとめ:30代からも間に合うバストケア!
本記事では、30代のバストケアでおすすめなのはナイトブラを使用することとお伝えしました。
30代からはバストが垂れやすく、脇や背中に流れて形が崩れやすくなりますが、今からのバストケアでも間に合います。クーパー靭帯の負担を減らすためにも、できるだけ早めにバストケアをはじめるようにしましょう。バストの垂れや流れを防いでくれるナイトブラをぜひ試してみてくださいね!