大きな胸って、憧れますよね。
「胸のサイズなんて、きっと遺伝だし、どうしようもないな」って思っていたこともあります。ですが、実際にバストアップした知人を見て、考えを改めました。話を聞くと、彼女なりに様々な努力をしていたのです。
例えば、女性ホルモンの知識をもつことや、食生活の改善です。この記事では、女性ホルモンや栄養素について調査したことを、私なりにまとめました。ズボラな私でも取り組める改善法を紹介しますので、是非参考にしてくださいね!
女性ホルモンとは?
ホルモンは、体の様々な働きを調整する物質です。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
・エストロゲン
エストロゲンは、女性らしい、丸みをおびた体づくりをサポートするホルモンです。生理や妊娠と深く関わっています。
他にも、髪や肌の調子を整える働きや、脳や自律神経に働きかけて記憶力や集中力を高める働きも担っています。
・プロゲステロン
プロゲステロンは、妊娠の準備とサポートをするホルモンです。月経が起こるのは、エストロゲンとプロゲステロンが関係しています。
これらの女性ホルモンが周期的に分泌されることで、排卵が起きたり、基礎体温が上昇したりするのです。
バストと女性ホルモンの関係
胸は、脂肪と乳腺でできています。バストアップのためには、乳腺を発達させることが大切だといわれています。乳腺を発達させることで、乳腺の周りに脂肪がつきやすくなります。
ちなみに、妊娠すると胸が大きくなるのは、乳腺が女性ホルモンによって刺激され、発達するのが原因だとか。妊娠していないときでも、乳腺が発達する可能性はあるようですが、女性ホルモンのバランスが崩れていては難しいようです。
そもそもバストアップというのは、バストの重要器官である乳腺を守るために体がバストに脂肪を集めるようになることによって、結果的にバストが膨らむという仕組みです。
参照:東京美容外科
生理不順にも関係あり!ホルモンバランスが崩れる原因
女性のホルモンバランスは、生活習慣が乱れると不安定になりがち。例えば、以下のようなケースが挙げられます。
・食習慣の乱れ
無理なダイエットで栄養を偏らせたり、朝ごはんを抜いたりすると、女性ホルモンを整えるための栄養が足りなくなってしまいます。
また、インスタント食品やファストフードの食べすぎにも注意を。食品添加物が入っているものを食べすぎると、体内のミネラルがうまく機能せず、ホルモンの分泌に悪影響を与えます。
外食のし過ぎもおすすめできません。外食は脂質・塩分・糖分過多になっているものが多いので、外食ばかりを食べていると、血液がドロドロになりやすいです。血液は体中に栄養を運ぶ働きがあり、ドロドロ血液ではバストまで栄養が行き渡らなくなってしまいます。
・睡眠不足
睡眠不足が続くと、何だか体中がしんどいですよね。もちろん、女性ホルモンの分泌にも悪影響です。女性ホルモンの分泌の指令は脳や神経が出すので、睡眠不足で疲弊した脳では、指令を出しづらくなります。
・ストレス過多
日頃からイライラしていると、体にも負担が掛かります。ストレスを受け続けると、脳や自律神経の機能が乱れ、女性ホルモンの分泌に悪影響が。ホルモンバランスの乱れは、生理不順に直結します。
私は学生時代、過度なダイエットに取り組んだことがあります。その結果、生理が2か月ほど止まってしまったのです。深刻な栄養不足とストレス過多によるものだと、今になって反省しています。爪もボロボロになりました…。
女性ホルモンを増やす栄養素って?
結論から言うと、女性ホルモン自体を増やすのは、難しいと思います。女性ホルモンのエストロゲンを増やすことで、女性らしい体づくりを目指せると思われがちですが、エストロゲンそのものを増やす食材は無いのです。
エストロゲンそのものを増やす食材や料理はありません。よく言われる大豆製品には、大豆イソフラボンにエストロゲンに似た働きがありますが、あくまで食べものであって、薬の効果などとはまったく違うものです。9種類の「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいる良質な植物性タンパク質として摂取することをおすすめします。
では、食事でバストアップは無理なのかというと、実はそうでもありません。ここからは、バストアップを期待できる栄養素をご紹介します。
・大豆イソフラボン
大豆食品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ています。大豆イソフラボンは、エストロゲンに似た作用を生じます。
大豆イソフラボンを摂ることで、エストロゲンの働きである乳腺の発達、美しい髪や肌の維持、集中力の向上などの効果が期待できます。
ただし、大豆イソフラボンの過剰摂取には気を付けてください。食品安全委員会は、大豆イソフラボンの摂取量の上限を、1日で70~75mgと発表しています。
納豆1パックに約37mg、豆乳200ccに約52gの大豆イソフラボンが含まれているので、極端に食べすぎたりサプリを過剰摂取したりしなければ、問題はありません。
日常的に大豆製品をまったく食べていない人は、豆乳や納豆、豆腐、煮豆などを食生活に加えてみるのをおすすめします。
バストアップに必須!たんぱく質は足りていますか?
体をつくるもとになるのは、たんぱく質です。糖質や脂質ばかりの食事をとっていては、健康的なバストアップは見込めません。良質なたんぱく質を摂るのがおすすめです。
・動物性たんぱく質
肉、魚、卵、牛乳などに含まれています。脂質たっぷりのお肉は太りやすいイメージがありますが、鶏むね肉は低カロリー、高たんぱく質で知られる優秀な食材です。
鶏むね肉で作られるサラダチキンは、スーパーやコンビニで気軽に買えますし、家でも作れます。しっとりしていておいしいですよ。
・植物性たんぱく質
豆類や大豆製品、ブロッコリーやアスパラガスに多く含まれています。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよく摂るのがおすすめです。
私は冷凍のブロッコリーを買い置きしています。サラダ、スープ、おかずの食材と幅広く使えて便利です。
サラサラ血液でバストに栄養を届けよう
栄養を運ぶのは血液。ドロドロの血液では、十分な栄養をバストに届けられません。血行改善に効果的な栄養素を紹介します。
・DHAとEPA
イワシやサバなど、青魚に多く含まれている脂肪酸です。DHAとEPAは、体に良い効果がある「必須脂肪酸」の一種。血液中の成分を柔らかくしたり、血液の凝固を防いだりする効果が期待できます。
缶詰のイワシ缶やサバ缶が便利なので、よく食べています。骨ごと食べられるのでカルシウムも摂れて、イライラ防止にも役立ちますね。
・ナットウキナーゼ
納豆のネバネバ成分に含まれるナットウキナーゼ。血栓を溶かす働きがあり、血液サラサラの効果が期待できます。
納豆は大豆イソフラボン、植物性たんぱく質、ナットウキナーゼと、バストアップに効果的な栄養が色々入っていますね。私も毎日食べています。
食べ物でバストアップを目指す!レシピ紹介
手軽にできて、おいしいバストアップレシピを見つけたので、ご紹介します。
<豆乳ときなこのバナナスムージー>
無調整豆乳150cc、バナナ1本をミキサーにかけ、きな粉大さじ1を振りかけたら完成です。豆乳ときな粉にはイソフラボンが入っているので、乳腺の発達が期待できます。
バナナには、睡眠ホルモンのもとになる「トリプトファン」が含まれています。良質な睡眠をサポートしてくれるので、胸を育むのにぴったりです。
無調整豆乳はあまり好きではなかったのですが、バナナときな粉を混ぜると飲みやすくなるので驚きました。
他にもおいしくて、簡単なレシピを見つけたので、こちらも参考にしてみてくださいね!
まとめ:できることからはじめよう!食事改善でバストアップ
日頃の生活習慣を見直すと、バストアップにつながるかもしれません。例えば、ホルモンバランスが崩れているなら、食生活や睡眠時間、日々のストレスに問題があるのかもしれません。
大豆イソフラボンやたんぱく質、血液サラサラ食材を取り入れてみるのもおすすめです!
最後に、バストアップを目指すときの注意点を2つ、紹介します。
- 今回紹介した食材だけをひたすら食べるのではなく、バランスよく栄養素を摂りつつ、バストアップ効果が期待できる食材を取り入れる。
- 食事改善だけでなく、運動やバストケアなど、他の方法もあわせて行う。
様々な方法でバストにアプローチすることで、相乗効果も期待できます。今回紹介した食材は、実際に購入しやすいものがほとんどです。
「バストアップしたいけど、何から始めていいかわからない…」という人は、まずは食事改善から始めてみませんか?普段の食事を少しずつ改めて、健康で美しいバストアップを目指しましょう!