加齢に負けない!流れた胸の肉を取り戻す簡単な方法

出産前まではハリがあり、存在感を大いに表していた胸。しかし2度の母乳育児を終え、更年期真っ只中の今の私の胸は、すっかりハリをなくし存在感までも失くしてしまいました。その代わりに柔らかくなった胸の肉は脇や背中に流れ、ブラからはみ出て存在感を表しています。このブラからはみ出たハミ肉の存在が見た目も気持ちも老けさせ、おしゃれを楽しむ気持ちすら失わせるのです。

そんな脇や背中に流れてしまった胸の肉を、元の位置に戻す簡単な改善方法を紹介します。

目次

このハミ肉、柔らかくなった胸の肉だったんだ

40代50代と年齢を重ねるごとに、体の脂肪は柔らかく変化していきます。

乳房は乳腺と脂肪からできており、90%が脂肪と言われています。

この柔らかくなった胸の肉は、体に合わないブラを付けていたり、ノーブラで過ごすなど油断をすると、かんたんに脇や背中に流れてしまうのです。

 

また加齢によるホルモンバランスの変化により、20代のときよりも脂肪が増え、乳腺と脂肪の構成比が変わり、クーパー靭帯が伸び胸全体がやわらかくなっています。クーパー靭帯とは、乳腺と大胸筋や皮膚を繋ぎとめる、コラーゲンでできた結合組織のことです。

一度伸びたクーパー靭帯は元に戻りません。さらに加齢とともに皮膚の弾力性も低下し、乳房を支える力が弱まります。これらが原因で上胸がそげたり、全体的に垂れたり、左右に流れたりしてしまうのです。

加えて運動不足や最近増えたテレワークなど、パソコンやスマホを使用する時間が長く姿勢が悪くなり、猫背などが原因で筋力が低下し、胸の肉が柔らかい脂肪に変わっていきます。

 

 

生活の乱れが胸の肉を流れさせている

ささいな生活の乱れが、胸の形に実は大きく影響しています。もしかすると、あなたもこんな生活をしていませんか?

・ノーブラで過ごしている

・間違ったサイズのブラジャーの着用

・ホルモンバランスの乱れ

・偏った食事

・睡眠不足

・筋力不足

・猫背の姿勢

 

これらはすべてクーパーじん帯を伸ばしたり脂肪の割合を増やしたりと、胸の形に悪影響をおよぼします。これらを気を付けることによって胸の肉が流れることを防ぎましょう。

 

 

ハミ肉の対処方法9

胸から流れたハミ肉を元の位置に戻し、きれいなボディラインを取り戻す方法を紹介します。

 

ブラジャーを正しく選ぶ

ブラジャーを購入するときは、毎回サイズを測ってサイズや形が自分の体形にフィットしているものを選ぶことが大切です。アンダーバストもしっかり測り、ジャストサイズのものを選んでください。

 

脇に流れた肉をしっかりと戻してホールドさせるために、ストラップは太めで外側についているものがおすすめです。

 

サイドベルトが太めのものを選ぶことで、肉のはみ出しや脇や背中に流れるのを防止できます。

 

ワイヤーブラは必須です。ワイヤー入りのブラジャーでバストを引き上げて、正しい位置にホールドすることできれいなバストラインを作ります。

 

ブラジャーを正しく身につける

胸の肉が流れる原因にならないように正しく着用し、ブラジャーの効果を最大限に発揮しましょう。

 

・ブラジャーの正しい着用方法

①ストラップを肩にかけて前かがみになります。

②そのままカップに胸の肉を入れてホックをとめます。

③前かがみのまま片方ずつ丁寧に脇や背中に流れた胸の肉を手で流し込むように寄せて戻してしっかりカップに入れます。

④最後に体を起こしてからストラップを調整します。

正しい位置に胸をホールドすることで、常にほどよく筋力を使って胸を支えることができます。

 

ボディシェイパーやガードルをプラス

ワイヤーブラがバストをひき上げ、おなかに流れた肉をボディシェイパーがしっかりガード。動いたときに流れやすい胸の肉を押さえます。またガードルでおなかのお肉を平らにして、ボディラインをスッキリと見せてくれます。

 

就寝時もナイトブラで予防する

私たちは、一日の約1/4を眠って過ごしています。その間胸の肉は無防備な状態となり、重力に従って流れてしまっています。眠っている間、その流れを予防してくれるのがナイトブラです。

ナイトブラを選ぶコツは、サイズを測りちょうど良いサイズと、肌触りの良いコットン素材のものを選ぶこと。サイドベルトが太い幅広タイプはホールド感がありおすすめです。

 

運動をするときはスポーツブラで揺らさない

胸が揺れると、クーパー靭帯が伸びたり切れたりする原因になります。

胸が揺れるなどの負荷が加わることで、だんだんと伸びていく性質を持っています。さらに負荷が加わり続けると最終的には切れてしまい、二度と元には戻りません。こうなると支えを失った胸は垂れ下がり、きれいな形をキープできなくなってしまいます。

 

スポーツブラは激しい胸の揺れに対応し、胸全体をしっかりとホールドすることによって、運動時の胸の揺れを少なくしクーパー靭帯への負荷を軽減してくれます。

 

胸は大きくても小さくても関係ありません。胸の揺れを抑えるために運動をするときは、スポーツブラを使用しましょう。

 

栄養を考えた食事が身体を作る

胸には、乳腺や脂肪のほかにも大胸筋という筋肉があります。その筋肉量を増やすために必要な栄養である「タンパク質・ビタミン・ミネラル」を、毎日の食事で効率よく摂取しましょう。

 

「タンパク質」とは牛肉、豚肉、鶏肉、卵、卵、魚、乳製品、大豆食品などです。タンパク質は毎食少しずつ食べることが大切です。コラーゲンの材料でもあるため、皮膚のハリの回復やクーパー靭帯の補強にも期待できます。

 

毎食の摂取が難しいという人は、市販のプロテインを追加で摂取する方法もあります。

プロテインには、女性向けのソイプロテインやホエイプロテインなどの種類があります。

 

遅延性アレルギーを防ぐため毎日違う種類のタンパク質を摂取しましょう。

 

このように身体の元になる栄養を摂取することで、体型を維持しやすくなります。

 

猫背もたるみの原因となります

姿勢よく過ごすことが背中や二の腕のたるみの予防となります。

スマホやパソコン操作など1時間続けた後は、一度立ち上がり腕を伸ばしたり伸びをしたり、肩甲骨周りを意識するストレッチを行い猫背を予防をしましょう。

 

ホルモンのバランスを整える

加齢やストレスによりホルモンのバランスが変化すると、胸の乳腺・脂肪の構成比が変化して、全体的に胸の肉がやわらかくなります。また更年期にはエストロゲンという女性ホルモンの分泌が著しく減少し、胸はハリを失っていきます。食事の改善、睡眠不足の解消、ストレスの緩和など、生活習慣を見直してホルモンバランスを整えましょう。

 

エクササイズで大胸筋を鍛えよう

クーパー靭帯は大胸筋とつながっています。

大胸筋を鍛え、胸の形が崩れるのを防ぎましょう。

大胸筋を鍛えるトレーニングは腕立て伏せなど、専用器具を使用しない手軽な運動から始めるのがいいでしょう。

 

 

 

まとめ

バストケアは、忙しい生活の中で無理をせず、生活の一部として取り入れることが大切です。長く続けなければ十分な効果は期待できないからです。

運動が苦手な私は、毎日必ずつける下着で体系を整える方法を選びました。毎朝ブラジャーをつけるときに、背中や脇に流れた脂肪を「丁寧にブラジャーの中に戻す」という作業を繰り返すことで、胸の位置やかたちが整い姿勢もよくなったのです。今は気持ちよく一日を過ごすことができています。

 

高額な補正下着も売っていますが、日々使用する下着は手ごろな値段で、定期的に買い換えられるものが実用的です。

 

また夜はナイトブラをつけることで、胸の重みを感じることもなく、気持ちよく眠れるようになるでしょう。肩こりの改善などにも期待できますよ。

 

 

 

参照URL

https://lulukushel.jp/lkfit/nightbra-bust-flowing/
https://shc.lovecosmetic.jp/bust/bustnagare.html
https://eclat.hpplus.jp/article/55782
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E9%9D%AD%E5%B8%AF
https://28ko.jp/nagareru/
 

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この記事を書いた人

智子のアバター 智子 ボディケア専門ライター

ボディケア用品会社の製品開発勤務。ボディケア系のライターとして活動。化粧品検定1級。
自身もバストの大きさと形に悩み、様々な商品を試してきた。
豊富な知識と実体験を元にキューティースタイル編集部として活動中。

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