肉割れが胸にできちゃった!【対処法から予防法まで解説】

胸にひび割れのような跡ができてしまう肉割れ。皮膚が裂けているようにも見えますし、かゆみがともなう場合もあります。普段見えない場所にできていても気になってしまいますし、コンプレックスにもなってしまいますよね。 

そこで今回は胸にできた肉割れは治せるのか、またその原因や対処法、注意点や予防方法など詳しくご紹介します。

目次

胸にできた肉割れは治せるの? 

胸にできてしまう肉割れは、胸の上の方や下部分、脇の近くなど全体のどこにでも発生してしまいます。胸は大きさが増減しやすく皮脂の量が他の部分より少なくて乾燥しやすいので、肉割れができやすい部分なのです。 

肉割れという名前の通り肉が割れているようにも見えてしまう肉割れは、一度できてしまうと完璧にきれいにすることはできません。しかし、適切にケアすることで目立たなくすることは可能です。 

正しいケア方法をきちんと理解し、美しい胸を取り戻しましょう。

肉割れは自分で治せる!対処方法2 

肉割れは皮膚の表面が裂けているわけではなく、皮膚の中の部分がのびきれずに裂けてしまった状態です。 

そもそも肉割れとは、体型の変化に皮膚が伸びきれず、裂けてしまう現象のこと。皮膚の表側にある表皮は比較的柔らかくて伸び縮みするのですが、その奥にある真皮は伸縮性があまりないため、身体のボリュームアップに対応できず、断裂してしまうのです……!

参照:Chicoli

肉割れができてしまった場合、自分で治すのに一番効果的な方法は、下記の2つ。

  • 胸をしっかり保湿する
  • 正しいマッサージをする

    それぞれ詳しく説明しますね。

    ①胸をしっかり保湿する 

    肉割れは皮膚の中が裂けてしまった状態ですが、そのせいで皮膚の表面も亀裂が入ってしまっています。皮膚の中の裂けた状態を完全に元に戻す事はできませんが、皮膚の表面はターンオーバーを正常化させて皮膚の再生力を促すことで、美しい肌を取り戻す事ができます。 

    皮膚のターンオーバーを正常化させるためには肌のバリア機能が守られるようしっかり保湿してあげることが重要です。

    肌が乾燥してしまうと、皮膚の中の裂け目が目立って見えるようにもなってしまいますし、肌の柔軟性がなくなり皮膚が固くなり新しい肉割れができやすくなってしまいます。 

    クリームやオイルを使い、できれば1日数回、難しい場合は最低でも入浴後の皮膚がやわらかくなった状態の時に1回は毎日続けて塗りこむようにしましょう。クリームやオイルを塗りこむ際は、手の平でよく広げてクリームやオイルを温めるようにし、肌への浸透率が高くなるようにするのがポイントです。

     参考記事:胸にできた肉割れは治せる?原因と対処法を解説!【事前にすべき予防方法も紹介】 

    ②正しいマッサージをする

     マッサージをすると胸の血行が促され、肌のターンオーバーに欠かせない酸素や栄養が皮膚の隅々までしっかりと運ばれるため肌の再生力が高まります。マッサージをする時はクリームやオイルを使い、一緒に肌を保湿して皮膚が乾燥しないようにしましょう。 

    マッサージをする前にクリームやオイルを手の平によく広げて温め、クリームやオイルの浸透率があがるようにするのがポイントです。やさしくゆっくりとマッサージし、 皮膚に負担がかからないようにしましょう。 

    こちらは産前産後のバストケアの妊娠線予防オイルの塗り方ですが妊娠線も肉割れと同じですので、ぜひ参考にしてみてください。

     

    肉割れを治す際の注意点!

     早く肉割れを消したいあまりにマッサージを強くしたり保湿クリームを力を入れて塗り込んだりしてしまうと、皮膚が損傷して肉割れがひどくなったり、皮膚のバリア機能が弱ったり内出血してしまう可能性があります。 

    バリア機能の低下や内出血は肉割れ以外のトラブルの原因ともなってしまうので、やさしく撫でるようにマッサージを行って下さい。

    憎い肉割れを消したい気持ちが強いあまり、つい力を込めてマッサージしたくなる気持ちはわかりますが、これは危険。お肌への摩擦が強いと、皮膚表面のバリア機能を弱めて皮膚に負担をかけてしまいます。

    参照:woman excite

     また、保湿するために使用するクリームは低刺激のものを使用しないとかえって肌が荒れてしまい、乾燥してよけいに肉割れが目立つようになったり、新しい肉割れができてしまいます。 

    保湿クリームは、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が含まれているもの、あるいは人間の皮脂成分に近いホホバオイルなどの植物性オイルが含まれているものがおすすめです。「ストレッチマーククリーム」や「ストレッチマークオイル」など、市販の肉割れケア用品を活用しても良いでしょう。

    参照:CANARY

    どうして胸に肉割れができるの?

    そもそもどうして胸に肉割れができるのかというと、それは皮膚の特徴が原因となっています。 

    そもそも肉割れができる原因は体型の変化や体重の増加です。あまりに急激な変化で皮膚の奥の真皮を中心とした線維芽細胞やコラーゲン繊維が限界を超えて断裂することで肉割れ状態になるわけです。

    参照:stretchmark STORIES 

    赤い肉割れと白い肉割れの違い

     肉割れには赤い線に見える部分と白い線に見える部分があります。これは肉割れができてしまった時間の経過によって変わってしまうのです。 

    赤い肉割れはどういう状態?

     肉割れが赤い線であったり赤紫色をしているのは、肉割れができてしまったばかりの状態です。赤い色は皮膚の下の毛細血管が透けて見えており、表皮も亀裂が入って少し肉割れ部分がへこんでいるように見えます。 

    参考記事:赤い肉割れ線とは?白い肉割れ線との違いと対策

    白い肉割れはどういう状態?

     肉割れができて時間が経ってしまうと裂けたような部分は赤色から白っぽい色に変わってしまい、表面にも細かいしわができてしまいます。赤い肉割れのほうが痛々しく見えますが、赤いうちのほうがまだ肉割れの初期段階のためしっかりケアすることできれいに目立たなくなる確率は高くなっています。 

    しかし、もう白くなってしまっているからとあきらめず毎日保湿とマッサージをつづけていくことが重要です。

     参考記事:【白い肉割れを消す】お尻や太股、胸にできた白っぽい肉割れ痕にオススメの肉割れケア

    胸の肉割れの原因は何? 

    肉割れは急激なサイズの変化によって引き起こされますが、胸に肉割れができる原因はいくつか考えられます。 

    ①成長期による胸の発達

     中学生や高校生ぐらいの成長期には、人によりバストのサイズが急に大きくなってしまう人もいます。急激な成長には皮膚自体もついていけず、真皮が裂けて肉割れができてしまうのです。 

    ②ダイエット後のリバウンド

     体重を気にして無理してダイエットしてしまうと、少しでも体重が減った時に安心して思わず食べ過ぎてしまい、かえって太ってしまうということがよくあります。無理な食事制限ではダイエットは長く続かず、リバウンドで急に太ってしまうため皮膚にも大きな負担がかかり、肉割れができてしまいます。 

    ③肌が乾燥ぎみだから

     肌の水分が失われると伸縮性がなくなって皮膚が硬くなってしまいます。硬い皮膚はちょっとした刺激でも裂けやすく、かゆみの伴う肉割れとなってしまいます。 

    ④妊娠で身体が変化したため

     妊娠すると女性ホルモンの働きでバストが通常よりも平均して2カップは大きくなるといわれています。 赤ちゃんを産むために身体が急激に変化するのと同時に肌の弾力性を低下させるホルモンも同時に分泌されるため、さらに伸びが悪くなり肉割れができやすくなってしまうのです。 

    一般的には妊娠中にバストが大きくなるといわれていますが、私は出産後、授乳をはじめてから突然バストサイズが3カップは大きくなってしまい、胸に肉割れができてしまいました。 

    もともとAカップだったので胸が大きくなったのはうれしい限りでしたが、お乳が張ってカチカチだったし肉割れはかゆくて辛いし、さらに残念なのは2年後ぐらいにはもとのサイズに戻ってしまったことです。 

    妊娠中・出産後もバストの肉割れ対策はかかさずしておいたほうがいいですよ! 

    ⑤薬の副作用によるむくみ

    乳癌などの治療によって抗がん剤を使用していると、急激なむくみによって胸や身体に肉割れができることがあります。また、病気の治療などにステロイド剤を使用していた場合も、肉割れができやすくなると言われています。

     参照Chicoli

    クリニックで肉割れは治せる?

    美容外科などのクリニックでは、肉割れを目立たなくする施術を受ける事ができます。肉割れにはレーザー治療か炭酸ガス治療が行われます。 

    ①レーザー治療

     真皮に直接働きかけることができる特殊なレーザーを照射します。レーザーによってコラーゲンの生成と皮下脂肪の分解が促され、肌が引き締まり肉割れを目立ちにくくします。 

    ②炭酸ガス治療

     真皮に血流を良くする炭酸ガスを直接注入します。炭酸ガスの力で皮膚の代謝が良くなり、コラーゲンの産出が促されて皮膚の再生能力も高まり肉割れを目立たなくします。 

    ただし、レーザー治療は完治まで525万円、炭酸ガス治療も手の平サイズで34万円ほどかかるうえに通院が必要なので、どうしても改善したい場合の最終手段として考えてもいいでしょう。

    出典:CANARY

    胸の肉割れを予防する方法5

    肉割れは一度できてしまうと完全にきれいな状態にもどすことが難しいため、できる前の予防が重要です。 

    もしできてしまっている場合でも、毎日ケアして改善しつつ今以上に増やしてしまわないように気をつけておく必要があります。 

    1.保湿を心がける

     肉割れの予防・改善どちらにもしっかりと肌を保湿する事が重要です。こまめにクリームやオイルを塗って保湿したり、お風呂上りに必ずクリームやオイルを塗るように習慣づけておきましょう。 

    私が授乳中にできてしまった胸の肉割れも保湿クリームを毎日塗る事でぱっと見はあまり目立たなくなりました。ただし、出産して8年たった今でもケアを怠るとかゆくなってしまう事があります。 

    思わずかいてしまうと肉割れが目立つようになってしまうため、目立たなくなったあともきちんと毎日最低1回はクリームかオイルを塗るようにしましょう。 

    2.お風呂に浸かって体を温める

     お風呂に浸かって体をしっかり温めると血行が促進され、肌の水分量も上がります。お風呂上がりにクリームやオイルを塗ると保湿効果が高まり肉割れしにくくなるので、シャワーで済ませず湯船にしっかり浸かるようにしましょう。 

    3.急激な体重増加を避ける

     無理なダイエットはリバウンドを引き起こしやすく、急激な体重増加につながってしまいます。バランスの良い食事と適切な食事量を意識し、暴飲暴食をしてしまわないように気をつけましょう。 

    4.ビタミンCを意識して摂取する

     ビタミンCは体内のコラーゲンの生成を促進してくれる作用があります。また、体の内側から肌の乾燥を防ぎ肌のうるおいやハリ、弾力をキープしやすくなります。 

    5.胸にあったブラジャーをつける

     ブラジャーをつけていないと胸が揺れて皮膚に負担がかかり、肉割れの原因となります。

    きつかったりブカブカの状態だとクーパー靭帯が損傷し、胸のハリが失われて下垂に繋がります。胸が垂れると必然的に肌も伸びるので、肉割れのリスクも高まってしまうのです。

    参照:LK.Fit 

    まとめ:毎日ケア・予防をしてきれいな胸をキープしよう!

     できてしまった胸の肉割れをきれいに治すのは難しく時間もかかってしまうため、今以上にひどくならないよう、毎日のケアと予防がとにかく大事です。 

    あきらめずにしっかりケアを続け、美しいバストをキープしていきましょう。

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    この記事を書いた人

    智子のアバター 智子 ボディケア専門ライター

    ボディケア用品会社の製品開発勤務。ボディケア系のライターとして活動。化粧品検定1級。
    自身もバストの大きさと形に悩み、様々な商品を試してきた。
    豊富な知識と実体験を元にキューティースタイル編集部として活動中。

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