あなたはどうやってブラジャーを選んでいますか?
実は私がブラジャーを選ぶ時は、デザインが最優先でした。面倒なこともあって、こまめにサイズを測ったりはしていませんでした。もし、あなたも同じようにブラジャー選びをしているのであれば要注意です!
この記事では、30代女性におすすめしたいブラジャーの選び方について、実体験を交えながら解説していきます。正しいサイズの測り方やブラジャーの着け方をマスターして、美しいボディラインを手に入れましょう。
アラサー女子に求められる正しいブラジャーの選び方とは?
30代になると、実にさまざまなライフステージが想定されます。一部の調査によると、30代女性は多くの人がバストの下垂に悩まされ始めるようです。まずは30代女性がどのようなバストにまつわる悩みを持っていて、それらの原因とどういった解決方法があるのかを見ていきましょう。
引用:ワコール
バストの下垂に悩む女性は多い!30代は1つのターニングポイント
いわゆるバストの“下垂”に悩む女性はたくさんいます。ワコールが10代~50代女性に取ったアンケートから、バストにおける悩みの圧倒的1位は大きさにまつわるものということがわかります。そして、次に抱える悩みとして多かったのが、“下垂”についてのものでした。
引用:マイナビニュース
出産や授乳の有無によって、体型に出てくる変化に多少の違いはあるかもしれません。それでも、30歳を境目にして多くの女性がバストの下垂に悩み始めることは明白です。
私も出産を終えて、約1年間の授乳を経験しました。いざ授乳を終えて妊娠前に使っていたブラジャーを着けた瞬間、とてつもない違和感を覚えた記憶があります。妊娠していた約1年と授乳中の合計2年間で、明らかにバストが下垂していたからです。
同じように出産を経験した友人も、口を揃えて「妊娠前の下着ってサイズが合わなくない?」と言っており、話が盛り上がったのを覚えています。
スポーツジムのインストラクターをしていた友人は、そこまで体型の変化を感じなかったようでが、妊娠の有無にかかわらず周りの30代女性は口を揃えて、「アラサーになって体型に変化が生じた!バストは確実に垂れてきている。」と言っている人が多かったです。
バストが下垂する原因は主に3つ
それではどうしてバストは下がり、垂れていってしまうのでしょうか?
原因は大きく分けて3つあり、『加齢・生活習慣・下着』です。
まず、バストを理想の位置にキープしてくれるのは筋肉です。定期的な運動もせず、年齢を重ねていると筋肉量が低下するため、おのずとバストも下がっていくのです。
さらに、パソコンやスマートフォンの長時間使用もバストにとってはよくありません。悪い姿勢がキープされてしまうため、いわゆる巻き肩を促進してしまい、バストが下がってしまう要因になるからです。それに加えて、定期的にブラジャーを買い替えていないことも、バストが下垂する原因につながるので注意しましょう。
「半年に1回」という人が最も多い40%、続いて「1年に1回」が27%という結果に。
ヨレてワイヤーが曲がってしまったブラジャーにバストをホールドする力はありません。バストはあくまでも脂肪です。自力で正しい位置をキープできないということを忘れてはならないのです。
下記5つの買い替え時のサインも参考にしてみてくださいね。
- 見た目がくたびれている
- カップがシワシワでへこんでいる
- 調整してもストラップがズレる
- アンダーやサイドのメッシュ・ゴムがのびたり、薄くなったりしている
- ワイヤーが変形している
ジャストサイズのブラジャーを着ける3つのメリット
ジャストサイズのブラジャーを身に着けることで、下垂はある程度防げます。
まず、美しいとされるバストの定義を知っていますか?美胸と言われるような美しいバストラインは、鎖骨の真ん中と、左右のバストトップの3点が綺麗に正三角形を描く状態です。つまりバストトップの位置を自然と正しい位置にキープしてくれるブラジャーは、バストをもっとも美しく見せてくれるブラジャーなのです。
ジャストサイズのブラジャーはバストをしっかり留め、脇や背中に流れていってしまうのを防いでくれます。下着の食い込みによる段差を引き起こすこともありません。バストを美しく見せ形を綺麗にキープしてくれるだけでなく、余分なお肉も極力見せずに済む、この3つがジャストサイズのブラジャーを身に着けるメリットです。
バストの下垂を防ぐブラジャーの正しい選び方とは?
それでは、美しいバストラインをキープするためのブラジャーの正しい選び方を見ていきましょう。前章でもお伝えした通り、ご自身の体にピッタリ合うジャストサイズのブラジャーを着けるのが一番です。さらに理想を言えばデスクワークや運動時など、TPOに合わせたものが選べるとなお良いですよね。
ブラジャーのサイズは定期的に見直した方がいい!
ブラジャーを購入する際は必ず、サイズを測るようにしましょう。たとえ体重に変動がなくとも、アンダーや肩回りなどの肉付きが少し変わるだけで、ブラジャーの適性サイズは刻一刻と変わっていくからです。
冒頭にお伝えした、私の妊娠出産によって変化した体型における体験談も非常にいい例です。出産後は何と妊娠前よりも体重が減っていました!ところが残念なことにバストは授乳を経て垂れる癖がついてしまっていたのか、妊娠前よりも小さくなっていました。
しかし、いざ店頭でブラジャーサイズを測ってもらってビックリ!なんとバストのサイズは前と同じサイズだったのです。店員さんに「バストが脇や背中に流れていってしまっているので、とにかくホールド力のあるブラジャーをきちんとつけて、散ってしまったバストを取り戻しましょう!」とアドバイスされたのを今でも覚えています。
デザインばかりに気を取られるのはNG!目的別に選ぼう
さらにブラジャーの正しい選び方として、ぜひ着用シーンにも目を向けてみてください。
たとえば、長時間のデスクワークが多い方には、肩が凝りにくいワイヤーや肩紐に工夫が施されたブラジャーがあります。睡眠時に適したナイトブラも、何もつけないで寝るよりもバストを美しい形に導いてくれると人気です。ランニングやフィットネスなど、バストが揺れる動作をする時には運動用のブラジャー着用をおすすめします。
出典:SHOPLIST
バストを下手に動かしてしまうことも、筋繊維が切れて下垂の原因となってしまうので注意しましょう。
ブラジャーはインナーで、常に人から見られるものではありません。しかし、TPOに合わせた服装を選ぶように、ブラジャーにもTPO、得意不得意があります。下垂を防ぐためにも、着用シーンを考慮したブラジャーを選ぶようにしてくださいね。
試着はマスト!店頭でも通販でも必ず着用してブラジャーを選ぼう
ブラジャーは必ず試着してから購入するようにしましょう。同じメーカーの同じブランドのブラジャーであっても、紐やブラカップの形状、ワイヤーの有無などでブラジャーの形状は細かく変わります。バストの形によっても最適なカップの形状は異なります。
ブラジャーは通販よりも店頭での購入をおすすめします。もし、通販での購入を希望するならば返品送料無料などのサービスがあると安心です。必ず試着し、ご自身のバストにピッタリフィットするものを選びましょう。
私もブラジャーの重要性に気付いてから、必ず店員さんに見てもらうようにしています。お腹もぶよぶよで少々恥ずかしい気持ちはぬぐいきれませんが、それでも正しいブラジャーを身に着けることを最優先にしているからです。
実際、ブラジャーを着けたときに感じていた違和感(バストが小さくなった?)は、きちんとしたホールド力のあるブラジャーを着けて元に戻ったと実感しています。
自分にピッタリサイズのブラジャーを手に入れる!正しい計測の仕方とは?
それでは最後に正しいブラジャーのサイズ計測方法をお伝えしましょう。もっとも簡単なのは店頭に赴き、プロに着用した状態を見てもらうことです。しかし、新型コロナウイルスの感染も拡大している状況では、店員さんの接客も気軽に受けにくいでしょう。さらに人によっては、恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。今回はそういった状況を考慮して、家でできるバストの計測方法をお伝えします。
バストの計測に必要な道具は2つ
まず、バストの計測に必要な道具を揃えます。バストサイズの計測には全身が映る鏡、メジャーが必須です。測ったサイズを簡単に控えておけるようなメモを準備しておくと便利です。
引用:tutuanna
着用時のバストの状態を念入りにチェックしよう
バストにピッタリフィットしているかチェックしてみましょう。
- バストフレームとワイヤーが隙間なくフィットしている
- カップ上辺や脇が浮いたり、バストが押さえられたりしていない。
- ストラップは、ゆるすぎたりくい込んだりしていない。
- アンダーバストは、前後で水平になっており、ゆるすぎたりくい込んだりしていない。
- 前中心は、浮いたり押さえたれたりしていない
出典:Triumph
慣れるまでは人の力を借りてもいい
家でできるバスト計測の方法をお伝えしましたが、慣れないうちは専門家の力を借りることをおすすめします。やっぱり、バストの状態は全身が映る鏡であっても誰かに見てもらった方が確認できますし、とくに肩紐や背中のアンダーラインなどは人に見てもらった方が確実です。もし店員さんに依頼するハードルが高いのであれば、最初はご家族や友人の力を借りてもいいですね。
まとめ:デザインや機能に流されない!ブラジャーの正しい選び方の極意はバストの計測にアリ
バストにピッタリ合う正しいブラジャーの選び方についてお伝えしました。年齢を重ねたり、太ったり痩せたり、妊娠や授乳で女性のバストはサイズも形も変わっていきます。しかし、サイズを逐一見直しながらジャストサイズのブラジャーを着用することで、下垂は防ぐことができるのです。慣れないうちは誰かの力を借りながらでも、しっかりバストのサイズを計測し、ご自身にあったブラジャーを見に着けていきましょう!