「胸を大きくしたい!」と願っている女性は少なくありません。やはり女性らしい曲線を帯びたボディには、一度は憧れますよね。そのためには豊かなバストは不可欠です。
しかし、世間でよく言われているのは「胸の大きさは遺伝で決まる」ということ。お母さまやお祖母さまの様子を見て、「私は遺伝的にバストアップは無理」と諦めてしまっている女性も多いかもしれません。
実際、私がそうでした。バストの成長が始まる前の子供時代から「私は家系的に絶対貧乳になる」と思っていて、実際にバストの成長が始まってもなかなか大きくならず「やっぱり胸の大きさは遺伝で決まるんだ」とあきらめていました。
ですが、本当に胸の大きさは遺伝で決まってしまうのでしょうか?そして、遺伝で決まってしまうとしたら、貧乳家系の人は諦めるしかないのでしょうか?
というのも、私自身23歳のときにバストアップに目覚め、Bカップ⇨Eカップまで成長させたことがあるからです。今回は「バストの大きさを決める要因は遺伝だけなのか」をテーマに調査していきます。
胸の大きさに遺伝が影響するのは30〜40%!
まず、胸の大きさに一切遺伝が影響しないということはありません。バストも体の一部なので、遺伝が全く関係ないということはないんですね。しかし、その影響は30〜40%といわれています。
バストも体の一部のため少なからず遺伝の影響はありますが、それは大きさではなく太りやすいや太りにくいなどの体質の部分です。
参照:東京美容外科
つまり、胸の大きさの60〜70%は、他の要素で決まるということ。バストが小さい原因を「遺伝だから」と諦めるのは、まだ早いんです!
太りやすい人のほうが皮下脂肪が多くバストも大きくなりやすかったり、大胸筋があまり発達していないと、その分バストも小さめになってしまったり…ということですね。
これらのことをふまえると、実質バストのサイズに遺伝はほとんど関係ないと言えます。胸があまり成長しない原因には、「遺伝」という努力ではどうにもならない要素ではなく、他に理由があるということですね。
胸の大きさに大きく影響するのは生活習慣!
「遺伝はあまり関係ないっていうけど、うちは家族全員貧乳なんですけど?」という方もいらっしゃるかもしれません。もしかするとそれは遺伝ではなく、同じような生活習慣が影響している可能性があります。胸の大きい母親のもとで育った方は、自然と母親と同じ生活習慣になります。
「胸がよく育つ生活習慣」を無意識のうちに送ることで、胸が大きく成長するというしくみです。
反対に、あまりバストが大きくない母親のもとで育った方は、気付かぬうちに「胸の成長を妨げる生活習慣」が癖になってしまっているのかもしれません。
では、具体的にどのような生活習慣が、胸の成長度合いを左右するのでしょうか。まずはバストが成長するしくみを見ていきましょう。
胸の大きさを決めるのは乳腺
そもそも女性の胸の大きさの正体は、胸の中にある「乳腺」を守るためについた脂肪です。乳腺は母乳を作るのに必要な組織で、その乳腺を守るために、脂肪との比率は常に1:9(乳腺:脂肪)となるよう体が働きます。
乳腺が発達している人ほど周りにつく脂肪の量も多くなり、結果バストが大きくなるということですね。つまり胸が大きくなる生活習慣というのは、乳腺が発達する生活習慣とも言い換えることができます。
胸というと皆さん脂肪の方を想像しがちですが、実は重要なのは乳腺のほうなのです。ですから、ただ太れば良いということではありません。
では、その乳腺の発達には、一体何が影響しているのでしょうか?
乳腺の発達には女性ホルモンの分泌量がカギ!
「乳腺の大きさは遺伝じゃないの!?」という声が聞こえてきそうですが、答えはNOです。乳腺の大きさに遺伝は関係ないと言われています。
では、乳腺の大きさを決めるのは何か。それは女性ホルモンの分泌量です。女性ホルモンの分泌量が多い人ほど乳腺が発達しやすく、胸が大きくなるというしくみです。そして、その女性ホルモンの分泌量を大きく左右するのが、日頃の生活習慣なのです。
特にバストが一番成長する思春期(15〜18歳頃)の生活習慣が重要になるのですが、思春期を過ぎてしまったからといって諦める必要はありません。
今からでもバストアップに向けた生活習慣を意識することで、バストアップは可能だといわれています。実際に、私も23歳でBカップからEカップまで成長させました!
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類あり、乳腺を発達させる働きがあるのはエストロゲンです。エストロゲンはプロゲステロンとのバランスを取るために増減するので、この2つの女性ホルモンのバランスを整えることが、バストアップに繋がる生活習慣といえるでしょう。
女性ホルモンが減ってしまう原因①:食生活の乱れ
女性ホルモンはとてもデリケートなので、日々のちょっとした生活習慣の乱れでも、そのバランスに大きく影響してしまうんです。例えば毎日の食事は体を作るための栄養を取り入れるためのものですから、ダイレクトに影響を及ぼします。
バストの成長期である思春期に栄養の偏った食事をしていると、十分な女性ホルモンが分泌されず、なかなかバストが大きく成長できません。
思春期の頃は、毎日実家で母親の用意してくれたごはんを食べていた方が多いかと思います。そうなると、やはり毎日の食事には母親の好みが影響しやすいですよね。同じ食事をしていれば、自ずと体型が似てくるものです。
ご自身とお母さまのバストのサイズが似ている方は、同じ食事を取っていたことが理由の一つかもしれません。今からでも、栄養バランスの整った食事を毎日三食しっかり食べることで、女性ホルモンの分泌量が安定しますよ。
私は元々炭水化物ばかり好んで食べていたのですが、バストアップを意識し始めてからはタンパク質と脂質を意識して食事するようになりました。日々の食事を変えるだけで、バストにもかなり影響しました。
女性ホルモンが減ってしまう原因②:睡眠不足
朝型の人と夜型の人がいますが、バストが成長しやすいのは朝型の人です。その理由は、体内で女性ホルモンが最も多く分泌される時間帯が、22時〜2時の間だからです。
この時間帯に睡眠を取っていないと、女性ホルモンが十分に分泌されないんですね。
同じ環境で生活していると、自然と寝る時間や起きる時間も同じになるものです。夜更かし大好きな家族のもとで育った方は、自分も夜型人間になってしまっているかもしれません。バストのサイズが物足りないと感じている方は、朝型の生活を意識してみましょう。
私も根っからの夜型人間で、思春期の頃は深夜ラジオにハマっていたこともあって、毎晩寝るのは深夜3時が当たり前の生活を送っていました。もともとBカップまでしか成長していなかった原因の一つだと思っています。
また、睡眠時間だけでなく睡眠の質も大切です。睡眠が浅くなりがちな方は、深い眠りにつけるよう工夫をするとよいでしょう。夜の入浴はシャワーで済まさずお湯に浸かって、体をしっかりと温めてからベッドに入ると、ぐっすり眠ることができますよ。
女性ホルモンが減ってしまう原因③:ストレス
ストレスもまた、女性ホルモンのバランスを大きく崩す原因になってしまいます。バストの成長期である思春期は多感な時期なので、ストレスも溜まりがちです。ストレスを溜めたままでいると自律神経が乱れてしまうので、それが女性ホルモンのバランスに悪影響を及ぼすんですね。
ストレスを過剰に感じることによって、女性ホルモンの分泌を妨げる、血流が滞る、など、バストに悪影響を与える可能性があるからです。
参照:東京美容外科
だからといって、ストレスを全く感じない生活というのは現実的ではありませんよね。それならば、ストレスを溜め込まないよう発散する習慣をつけましょう。
例えばバストアップに繋がるエクササイズは、適度な運動にもなりストレス発散にも効果的です。具体的には、大胸筋のトレーニングがオススメです。大胸筋を鍛えて大きくすると、その分バストが盛り上がりますし、胸を寄せて上げる効果も期待できるんです。
大胸筋は、胸の前で手を合わせる合唱のポーズや、腕立て伏せなどで簡単に鍛えることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ:バストのサイズに影響するのは遺伝よりも生活習慣!
いかがでしたか?バストの大きさにはたしかに遺伝も影響しますが、それよりも食生活や生活環境がバストの成長に影響するということがお分かりいただけたかと思います。これらの生活習慣というのは、生まれ持った遺伝と違って、これから改善することができます。
「気づかないうちにバストの成長を妨げる生活を送っていた!」という方は、今からでも生活習慣を見直してバストの健康によい毎日を送れば、バストアップも夢じゃありません。「遺伝だから」と諦めず、今から理想のバストを手に入れちゃいましょう!